小さくなった父の背中、的な東京大丸


東京21cクラブ会議室からのながめ

この位置から赤煉瓦を見下ろすなんて
少し前まであり得なかったビュー

そして、八重洲側にビルがにょきにょき
さらにその壁面に写り込んでいる丸の内側のビルの林立

赤煉瓦の背後に「じゃまっ」ってくらい
焦げ茶色のマッスを誇示していた東京大丸が
単なる駅ビルになっちゃった

卒業した小学校に久々行ってみたときの
こんなに小さかったっけ?感を
加速されているようで切ないね

西日をうけた八重洲の2本のビルは、
少し輪郭が揺らいで
めらっと背景にとけ込んで、
杉本博司が撮ったWTCみたい

いやいや、縁起でもねぇすね

でも実際、三菱地所は東京駅周辺を
マンハッタン化したいということらしい。

なんでー?

なんでマンハッタン?

東京駅の丸の内側は特に、赤煉瓦から二重橋にいたる
開放的で明るい、風水的にもいかにもよさげな
(風水のことはよく知らないけど・・)
空間の広がりは世界でもなかなか他にない
景観だったのではないか

夏の、すべてをフリーズするようなぎらぎらした日差に
たまりかねて逃げ込む、人気の少ないひんやりした
丸ビルの廊下が懐かしい

日日雑記

Posted by Takuro