土の感触
情熱大陸にでてた
フランスの三つ星レストラン
「レジス・エ・ジャックマルコン」
人口200人の村の
丘の上にぽつんとたっている
食材は普通に村の市場で仕入れ、
ハーブはその辺に生えてるやつを
もぎってくる
そうだよ。これなんだ。
限られた地域のそれらの全体が
資本とはもっとも遠いところで
そのレストランを成り立たせている。
(かつ三つ星として)
俺らには「青い鳥レストラン」があるぜ
と、すぐさま思い出して、
胸のすく思いがしたけど、
こういうものが、
津々浦々とは言わないまでも
行く先々にあるくらいに
増えるといい。
「グローバル」な
抽象的オブセッションに
飲み込まれたとしても
そこらでもぎってきたものを
おいしく気持ちよく食べることが
できるなら、少なくともぼくは
そこで正気を保つことが出来そうな気がする。
ディスカッション
コメント一覧
最近の原油にしろ、小麦にしろ、現実の消費とかけ離れた投機ゲームなんだよね。
あまりにも高度にマネーゲーム化した世界は現実に存在するとして、こういう地に足がついた「スローフード」を延命させるのはボクらの意地だと思う。ボクもちょっとは意地を張って生きていきたいと思うのさ。
じゃなきゃ、ホント、マトモに生きていけないよね。
そうね。そして、
実感としてね、そのような抽象が
ドッカーンと「破綻」してもね、
それとは関係なく、
おそらく夏には草いきれが
ムンとしているであろう、というね、
確信があるのだな。
強者どもが、といおうか、
それが人間のものであってもなくても
そのような官能の世界は、
それを触知するものがいようがいまいが
そのような形で存在し続けるであろうと思うのだ。
触覚の世界でまで悲観的である抽象は
もちろん可能だが、まあそれはそれで
趣味なので勝手にすればよいのだが、
そういう人からすれば残念なことに
人知を超えて、草いきれはムンとし続けるだろう。
一献傾けたいものだね。