理性と感情の背景
ここにはないもの、見えないけれどあるもの、を見いだしたことが
人間の一方の愚かしさをも免罪にするほどの貴重な発見なのであり、
私たちが関わるあらゆる「システム」の背景にあってそれらを
成り立たせているものの存在 ...
肉を切らせて
テレビは映画とごく限られた特定の番組以外
ほとんどみないけれど、チャンネルをかえるときの
通りすがりの印象は、ひな壇に芸人がたくさんならんでいるか、
そうでなければ世界遺産、である。
これほど大騒ぎ ...
どうなる?どうする?
節目節目で私たちはつい
「今年はどんな年になるんだろう?」とか、
「これからどうなっちゃうんだろう?」とかの
受け身の形で展望してしまうのだけど、
「どうなる?」から「どうする?」へ
まずワ ...
犬の目の人
金井美恵子が武田百合子の追悼抄の中で彼女を
犬の目の人、と評していて
金井美恵子はこの言葉を、
男性作家たちが(ごく近しい埴谷雄高みたいな人までが)
を「無垢」や「女性性」のファンタジーにおいて語り ...