心遠ければ地自ずから偏なり
ブログのタイトルを陶淵明の詩の一節からとって
「心遠地自偏」とした。正確に言うと、
ブログがまだ登場していなかった所謂「日記サイト」時代に
同じタイトルで雑多な文章を書いていたことがあって、
そんなことすっかり忘れていたし、それに管理が杜撰なので
そのとき書いたものはすっかりどっかにいってしまったのだけど、
なにかの拍子にふと思い出してみると、この一節が
(決して自慢できた話ではないが)未だに気持ちにピッタリくるので
ブログなんて「誰々のブログ」でいいんで
タイトルをつけるなんて自意識過剰だよなと思いつつ、
扁額のようなつもりで再び掲げてみた。
そんなことはどうでもいいようなことなのだけど
でもこの句自体は実にいいと思う。今も昔も
竹林に入ったからといって遁げおおせるものではない。