3年目の雷ファーム
ジャガイモを植えて、
畑の3年目が始動した。
始動、といってもそのために
土を返し、堆肥をすき込み、
草の根や石ころを取り除き、などなどの下準備を
冬の間も続けてきたわけで、とにかく
しなければならないことはいつでも限りなくある。
ルーティーンが確立されていれば
もうちょっと違う感じで出来るんだろうけど、
特に今は畑を耕すというよりは「開墾」に近いので、
これから畝をたてようとするあたりを眺めながら
しばらく途方に暮れたあと「よし」と気合いを
いれてから「立ち向か」わなければならないような
抵抗感というか、しんどさもある。
いやもちろんそんなこんなも含めて、
楽しいというとちょっとニュアンスが違うけど、
実に充実はしているんですけどね。
こんなクリエイティブなことはないと思うし。
でも、まあいざとなればみんなでそのへんを
耕せばいいやって考えてきたし今でもそうだけど、
実際畑を始めるまでは
「だとしてもすぐに出来るようになるわけではない」
ということには全然思いが至らなかった。
技術がすぐには身につかないということもある。
そして、すぐには風土が理解できないということもある。
(タイミングや観天望気が思ったより大きく物事を左右するのである)
だがなんといってもすぐにはいかんともしがたいのは、
土
である。うちの場合は完全に山林だったわけではなく
元々畑だった土地なのだが、それでも我々が入るまでに
何年か休んでいただたけで、ほとんど開墾といわなければ
ならないような手間をもう一度かけなければならなくなる。
(ちなみに、うちは出来るだけ不耕起で行きたいとおもっているのだが、
(怠けものなので・・)それでも、というか、むしろ不耕起の方がなおさら
土が出来ていることが要求されるのである)
一年目は収穫はほとんどなし。
(というか雑草に覆い尽くされてどこかへ消えてしまった・・)
二年目はジャガイモが数キロとキュウリ、大根少々。
サツマイモはイノシシに荒らされて全滅。
自給自足なら今ここにはいねぇな。
三年目のジャガイモを植え終えて気がつくと雪が舞っている。
芽が出るころに降らなきゃいいが。
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