夏空に誓う
町中に用事があり、
夏だし、来週海行くし、
アナログしかもってなかったし、
Tracy ThornのA Distant Shoreを
CDで買おうと思ってTowerへ。
でも、ない。こないだまであったのに。
夏だからね。晴れたしね。
みんな気分はいっしょだね。
あ、じゃあ、去年出たカエターノの新譜だ。
今度はロックだって言うじゃない?
で、カリッとメリハリのきいた日差しの中を
職場に車を走らせながら早速聴く
トコロガコレガヨカッタ。
シンプルな構成なのに
めくるめくような奥行きと広がり
そっと触れながら慈しむように進行する
カエターノの音楽には
触覚が刺激される
65歳のおじさん
ちょっと前は、リッチなストリングスを
まじえて彼が小さなころに聴いた音楽への
オマージュ的作品を創ってた
次がロックだ
「ロック」って言って全然恥ずかしくならない
いつまでも固まらない。ますます若い。
かねがね思っていたことだけど、
ガル・コスタと一緒につくった『ドミンゴ』の頃が
一番老成している。
今日の空は澄んでいて
ギラリと葉を光らせている木々が
息が詰まるような密度で
もりもりと茂っている