新緑の秋保へ4

二口温泉。山寺への街道のどん詰まり。道はかろうじて通じているが、開通したりしなかったりの未舗装の林道なので、一般の車はここが終点。

がらんとした山小屋風の一軒宿、磐司山荘。先客の、リタイア後友人の起業を手伝うため仙台に単身赴任しているというおじさんと話しながら、まだ残雪の残る山が川を挟んで迫る風呂につかる。ロクスケは3月末にモリくん一家が訪れたときには温泉を怖がっていたが、前回、コバヤシさんと大沢温泉を訪れたときからすっかり平気になって、浅いところでパシャパシャ遊んだり、窓枠に顔をもたせかけて山を眺めたりしている。

上がってから、ロビーで先に上がったおじさんとその連れのおばさん、宿の、山中の一軒宿とは思えないぴしっとした格好をした女将としばらくおしゃべり。べたべたしない人なつこさと知性を感じさせる不思議な雰囲気のそのふとっちょの女将は、なんとなく似つかわしくなくて可笑しかったのだが、思い出したように「そうそう、スタンプカードあげるわね」と言って、「入浴料100円引き、8回入れば1人1回分タダ」というスタンプカードに、ハンコをポンと押して渡してくれた。

山荘を出てから、玄関前のタンポポの草原の真ん中にぽつんと置いてある「伊藤園」の看板ベンチでロクスケと並んで座って山を眺めていたが、「ロクちゃん、冷えちゃうよ」というミィコの号令で帰途につく。 Posted by Picasa

日日雑記

Posted by Takuro