ニッポンのオフィスを考えるのだー

ほんで、新丸ビルで何をしてたのかというと、
これからの日本のワークプレイスデザインを考えるための
枠組みを構築しようとしていたのである。

ずいぶん大げさなようだが、京都工芸繊維大学に
新世代オフィス研究センターなるものを立ち上げ中で
特に知的生産のためのワークプレイスを対象に
包括的な理解をすすめようとする
輪郭のはっきりした組織はこれまでなかったので、
多少鼻息が荒いのは仕方がないのである

ってゆうか、鼻息は全然あらくなくて、
冗談サクレツのピースな雰囲気の中、
「うーん、どうしたもんですかねぇ困りましたねぇ」
と、結局初日は終始困りっぱなしで終わったのだが、

働き方の変化に応じてワークプレイスデザインを
更新していかなきゃという大枠の認識はあり、
またそのためと称する個々の技術やアイデアもありながら
ワークプレイスを考えるためのの切り口が見えてこない
そのワケはきっと、

そして、実際働く人はかなり余計なお世話的な
印象を抱くであろうそのワケはきっと、

これまで「オフィス」が会社の「身体」として
知的生産ということについての言語化されない無意識の
「手続き型知識」を担っていたからなのだ

まず必要なのは(おそらく文化人類学的なアプローチで)
オフィスが担ってきた機能を言語化し対象化すること

ああー、ビンゴ!ですね。非言語的知性なるものに
果敢にもアプローチしようとしている当研究室にとって
これはあまりにビンゴです。

— でもどうやって?

まあそこなんですけどね。
でもオフィス=身体のメタファーはかなり強力だと思う。

工繊のひとたち以外では、もとえさん、にしむらさん、
そしておれという、もともと知り合いってか仲良しのメンツで、
いつかいっしょに仕事するだろうなぁ、できたら面白いなぁ
と思ってた人たちが京都経由でつながった感じ。
むちゃくちゃホームな試合はこび

「ご縁」という言葉が自然と浮かんでくるね

おれ自身は全然神がかったところはないし、霊感もないし(笑)、
ときおり非論理的・詩的言辞は弄してしまうものの(笑)
あくまで唯物論的な科学者ですけど、

偶有性ということについては
限りなく大切なことに思えるのである

まあおれの人生そんなんばっかだし

日日雑記

Posted by Takuro