寒稽古

今日は合気道の寒稽古。
県下の武術団体が1万人寒稽古として
毎年合同で行っているものである。

僕は初めて参加するので少し想像が膨らんでしまって
準備運動をしながらとなりのマサトシくんに
「水とかかぶったりするのかな」と聞いて笑われてしまった。
(ホントにそのくらいするつもりで覚悟はしてきたのに)

なので今度は逆の方向に想像が膨らんで、
ああ終わった後にみんなでおしるこ食べたりするんだな、
と期待していたら、それもなかった。

寒いときに稽古するから寒稽古、ということですよね・・
まだまだ修行がたりません。

最近気づいたのだが、というか最近まで稽古に
ついて行くだけで精一杯だったのでそんな余裕はなかったのだが、
合気道の稽古をすると身体の調子がたいへんよいのである。

40代になると身体の調子がよいということが
基本的にはないので、なにもしなければ基調としては
マイナスの体調がすーっとゼロに校正される感じ。

なので、「うー、調子わるー」というときにこそ
お稽古にでかけずにはおれなくなる。

そうするとすーっと身体がまっすぐになるようなかんじがして、
そしてなんといってもゴハンがおいしくなる。
おいしくなるというか、味覚もまた正常に機能するようになる。
ビールはビールとして、ワインはワインとして感じられるようになって
それは単に身体を動かしたから、というのとはちょっと違う。

うそだと思うのでしたら、だまされたと思って
合気道を体験されるとよいと思います。

ここに至って多田宏九段が「合気道の型は訓練のための型」と
言われていたことが思いだされる。ここで「訓練」に対置される
「本番」というのはなにも争いの局面だけではなかったのである。

日日雑記

Posted by Takuro