作業日誌0522-23/10

2018/01/23

やることは限りなくあるのだが、
ぐっと力強くなった新緑の
あまりの気持ちよさに
デッキでぼんやりしてしまう。

「あー今日はあんまり働かなかったなぁ・・」
「えーこんな日に働くことないよ」

とはいえ、

  1. 畑の除草・中耕
  2. ナス科果菜苗の手入れ
  3. サツマイモ用地の天地返し畝たて
  4. リンゴの手入れ
  5. 敷地の除草
  6. 雨水集水継ぎ手の設置

と、書き出してみるとなんだかんだと
あくせく働きまわっている・・

刈り払い機を使った除草は
この季節の一種の風物詩。
あちこちでブンブンやってる。
畦の整備のためにこの季節だってこともあるけれど、
除草にはこのタイミングが肝心なのだ。

僕も3年目にしてそのへんは飲み込めてきたので、
時宜を逃さずホンダ4ストをぶんまわす。

というか、この時期ならまだスロットル半分くらいで
するする刈れる。もう少し経って梅雨入り頃以降に
なると草といえどもとたんに手強くなって
おりゃーっと「ぶんまわす」羽目になる。

それともう一つ。もう少し経つと草むらに生態系が
出来上がってしまうので草刈りが阿鼻叫喚の
地獄絵図と化すのであった。

なにごともタイミングが肝心、
そのへんが3年かかってだんだん飲み込めてきた。

とはいえこの時期の草刈りもけっこうつらいのだ。
タンポポはすでにきれいな綿毛をつけているし、
ヒメジオンもあちこちで花をさかせはじめている。
背丈の高い草を刈ると下の方からは潜んでいた
ホトケノザだのツキミソウだのカキドオシだのが
はらりとこぼれるように顔をだす。

そういった一つ一つを、また
総体としての美しいランダムネスを
こちらの都合でばっさり同じ高さの茎の束に
刈り取ってしまうのは正直なところ忍びない。

実際、昨年までは可能な限りのばしっぱなしに
してたくらいである(それでかえって
阿鼻叫喚の事態、となったわけだが・・)。

でもそんなこんなも先方は全く関知しないのである。
刈られたら刈られたで「そうなる」だけのことだ。
実際、3年見ていて気づいたのだが
こちらがなんにもしなくても
それに土地の条件だってそれほど変わらないはずなのに、
次の年も同じところに同じものが生えるとは限らなくて、
「雑草」たちの勢力図はくるくるとかわる。

だとしたらこちらの希望や意図は
出来るだけ先方の「初期条件」となるようなタイミングで
きっぱりと伝えたほうがいいのだ。
(っていうか、草刈りぐらいでこんなに
ぐちゃぐちゃいってんじゃねーよって話だがw)

軒下に巣をかけそうになっていた
スズメバチさんにもこちらの意向は
きっぱりと伝えさせていただいた。

だが街育ちのおセンチというものはそうそう
抜けきるものではなくて、

冬の間、保管している木材の間に
びっしりとかたまって越冬していた
ムネアカオオアリを退治せずに
「そっとしておいて」あげたばっかりに、

セアカオオクロアリめー!

よりにもよって、
ちょうどいい樹勢で枝振りもよく、
甘くて大きな実がたくさん採れるだけでなく、
目も楽しませてくれた栗の木に
大きな穴(巣)を作られてしまった。

なんとかしたいがどうしたらいいんだろう?

まったく、半端なナイーブさってのは
どうしようもないよ。

野良

Posted by Takuro